2025-01-01から1年間の記事一覧

ニコンとタカハシの8cm屈折

昭和の時代の8cm屈折の比較を行ってみた。具体的には、ニコンのアクロとタカハシのセミアポである。 これらは、天文台で見た御三家の8cm屈折赤道儀の雄姿が忘れられず、後年になって揃えてきたものだ。望遠鏡の状態について説明すると、ニコンは入手した際に…

手磨きレンズの鏡筒その3

雲抜け観望会があり、山岳道路を登る。白樺が植生しているところまで来ると、やがて視界が開けてくる。車を停めて眼下を望むと、緑の山並みが美しい。平野の先には海が広がり、船も浮かんでいる。その先に目を凝らすと、青空との境が判らない位に朦朧として…

手磨きレンズの鏡筒その2

鏡筒を、ティーガル経緯台に搭載してみた。接眼部には、T社の2インチ天頂ミラーに昔のA社Er32を装着する。鏡筒バンド、経緯台そして接眼部をT社の旧カラーで統一でき、更にV社の旧レンズセルの色もあまり違和感を感じさせないのは良かった。 星にピントを…

手磨きレンズの鏡筒

手にしたのは、手磨きの直径90mmのレンズが入った鏡筒である。10年程前に、一度市場に出たのだが、即売れてしまったものだ。めったにない望遠鏡だったので、今回売りに出された広告を見た時には、すぐに思い出す。鏡筒はV社の10cmフローライトのものを使用…

月夜の晩に

スライディングルーフが開くと、それはそれは見事な月が中空に掛かっていた。今日は、久しぶりに天文台の望遠鏡が使える日だ。手順を思い出しながら操作用コンピュータを接続し、筒先の蓋を外す。いつもは自前の接眼鏡を持参するのだが、今日は時間が無かっ…