2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

西村15cm反射経緯台 各部詳細

西村15cm反経の接眼部で、二段ドローチューブ仕様です。黒い接眼鏡は光軸修正用のものです。 鏡筒内の様子です。主鏡は口径15cm、F8ですので、斜鏡は小さいのが判ります。月・惑星に有利な、眼視用望遠鏡です。 主鏡用窓です。清掃する際や、筒内気流を減ら…

五藤 ウラノス号 合番(その2)

天下の五藤光学ウラノス号に施された合番についての、続編です。3本のウラノス号の鏡筒について、それぞれ古い順に、3号機、4号機黒、4号機灰(後に金色に塗装)と呼ぶことにします。合番の刻印があるのは、先の2種類だけで、最も新しいものには、見ら…

五藤ウラノス号ほか ロンキーテスト

五藤光学のウラノス号を、ロンキーテストした際の画像(以下ロンキー像)です。ロンキーテストは、望遠鏡の光学的精度を求める際に利用されるものです。使用した道具は、機会があって専門の方に譲って頂きました。ロンキースクリーンは、インチ100本、平面反…

ライカと望遠鏡

旧仙台市天文台の41cm反射望遠鏡です。当初は西村製でしたが、昭和53年の宮城県沖地震の際に壊れて三鷹製に更新され、その後お役ご免となり、現在は新天文台のホールに飾られています。 古スコファンには、西村だったらもっと良かったのですが、これも充分魅…

ウラノスの接眼部

五藤光学のウラノス号の鏡筒を3本比較し、仕様の変遷を見てみることにします。まず、黒色の4号機の接眼部です。上下微動棹の鏡筒への取り付け位置が、右側の真横であることが、判ります。3号機は右下になります。この分類は、児玉氏によるもので、五藤光…

鏡景写真の背景と水蒸気

五藤テレパックの鏡景写真です。最初のものは、春ですが寒気が入った日の午前中に撮影したものです。西にある山脈をバックにしていますので、順光となっているのに加えて、遠くの山々には霞がありません。次のものは、晩夏の昼頃、まだまだ水蒸気が多い時期…

日本光学 8cm屈折 対物部

ニコン8cm屈折望遠鏡の対物部です。レンズセルの脇に仕様が彫刻されています。鏡筒には、Nikonの立派なシールが張られています。鏡筒の直径は、100mmです。 対物フードと蓋です。蓋は、金属板をプレス加工したものです。中心部は、ハーシェルプリズムとサ…

日本光学 8cm屈折 接眼部

ニコン8cm鏡筒の接眼部です。さすがニコン、とても造りが良いです。メッキのドロチューブの先端(先頭の画像では下)に、黒色の中間筒が見えます。裏側のラックピニオン部も、剛性は充分です。対物レンズは、セミアポクロマート級といわれ、良く見えますが、…

かっこいい望遠鏡

人気のアストロです。細身で長く均整のとれた姿は、昔の望遠鏡の中で、一番かっこいいのではと思います。先の画像は、6cm f900mm のF15鏡筒、その次は、同じく6cmですが、より高性能のf1,200mm のF20鏡筒です。赤道儀は、タカハシの90Sです。 対物部は、同…

タンスの上の望遠鏡

ベスト オブ タンスの上 とも言うべき、昔のアストロ8.4cm反射赤道儀です。小型の望遠鏡をしまっておく場所として、タンスの上も、あったのではないでしょうか。口径の割に安価に製作できるということで、昔は多くの小口径反射が作られていました。アストロ…

路上の星

路上ウォッチングしていて見つけた、星の名前です。 小さなマンションの名前です。持ち主は天文ファンか?そういえば、昔プラモデル屋があった場所なので、その店主の趣味かもしれません。 三日月というフレンチのお店。看板が良いです。落ち着いた雰囲気で…

「三丁目の夕日」の望遠鏡

西岸良平氏の「三丁目の夕日」夕焼けの詩(うた)第7巻(小学館)に、”星空”という漫画があります。そこに、大学生と下宿屋の娘が、一緒に物干し台で星を見ている場面が出てきます。二人の脇に天体望遠鏡が描かれているのですが、よく見るとその特徴から五…

タカハシ ティーガル60 各部詳細

タカハシのティーガル60の鏡筒です。対物フードと接眼部近くの鏡筒が絞り込まれ、優雅な雰囲気を醸し出しています。対物レンズは、後玉にフローライトが使われており、星像は完璧です。タカハシの初期のフローライトは前玉が曇ると言われていましたが、こ…